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次世代NOG マウス

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次世代NOGマウス

  • 次世代NOGマウスは全て日本国内で生産しお届けします。
  • 次世代NOGマウスをご購入後、お客様の施設で臍帯血由来造血幹細胞(HSC)や末梢血単核球細胞(PBMC)を移入し、ヒト化マウスを作製使用することが可能です。
  • 妊娠マウスの納品が可能です。(TK-NOGマウスを除く)
  • 次世代NOGマウスの開発と応用:資料PDF

次世代NOGマウス一覧

NOG-EXL マウス
  • 重度免疫不全マウスであるNOGマウスにミエロイド系細胞への分化を誘導するヒトサイトカインであるhGM-CSF、hIL3を発現させたマウスです。
NOG-ΔMHC マウス
  • 重度免疫不全マウスであるNOGマウスのMHC(ClassⅠ,ClassⅡ)を欠損させたマウスです。マウスMHCを欠損させていますので、異種移植に対するGVHDが大幅に減弱されます。hPBMC移入後のGVHDが緩和され長期の試験が可能となります。
FcResolv NOG マウス
  • 重度免疫不全マウスであるNOGマウスのFcgRをノックアウトしたマウスです。マウスの自然免疫が減弱されており、造血幹細胞を移入したヒト化マウスによる、免疫チェックポイント阻害の抗体による抗腫瘍効果が従来のNOGマウスに比べ明確に評価できます。
NOG-IL15 マウス
  • 重度免疫不全マウスであるNOGマウスにhIL-15を発現させたマウスです。
  • ヒト造血幹細胞を移入すると、従来のNOGマウスと比較し、NK細胞への分化が優勢になります。
  • 分化したNK細胞は種々のNK受容体を発現し、Granzyme A、Perforin を産生します。
  • PBMC由来のCD56陽性NK細胞を移入することによってヒトNK細胞を生着、増殖させることができます。Antibody‐dependent Cellular Cytotoxicity (ADCC) 活性の研究に適しています。
FcResolv NOG-IL15 マウス
  • NOG-IL15とFcResolv NOGを交配して樹立されたマウスです。両系統の表現型が維持されています。
  • ヒトNK細胞の移植、長期生着が可能となり、マウス細胞媒介性ADCCを除いた、ヒトNK細胞によるADCC活性評価が可能なモデルです。
  • FcResolv NOG-IL15 マウスが、抗体医薬候補の In vivo ADCC活性の評価に有用であることを示しています。
NOG-IL2 マウス
  • 重度免疫不全マウスであるNOGマウスにhIL-2を発現させたマウスです。移入した造血幹細胞のNK細胞への分化が促進され、CD56陽性NK細胞数が従来のNOGマウスに移入した場合の10倍以上となります。分化したNK細胞は種々のNK受容体を発現し、また Granzyme A、Perforin を産生します。Antibody‐dependent Cellular Cytotoxicity (ADCC) 活性の研究に適しています。血液腫瘍などIL2 依存的な細胞の移植、分化のモデルとして適しています。
NOG-IL6 マウス
  • 重度免疫不全マウスであるNOGマウスにhIL-6を発現させたマウスです。
  • 移入した造血幹細胞の単球への分化が促進されます。腫瘍内浸潤マクロファージ (TAM) の研究、IL-6依存的な急性骨髄性白血病の検体のホストとして適しています。
TK-NOG マウス
  • NOG マウスにさらに遺伝子導入したマウスで、アルブミン遺伝子エンハンサー/プロモーター支配下にHSV-TK (Herpes Simplex Virus-1 Thymidine Kinase)が肝臓に発現し、ガンシクロビル投与によって肝臓特異的な障害を誘導するようにデザインされたマウスです。
  • 肝傷害を発症したマウスにヒト正常肝臓細胞を脾臓門脈経由で移植すると、ヒト肝臓を再構築することができます。