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NOG-IL2 マウス

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NOG-IL2マウス

次世代重度免疫不全 NOG-IL2 マウス

次世代重度免疫不全 NOG-IL2 マウス
系統名(カルタヘナ情報) マウス NOG-hIL-2 Tg
系統名(略称) NOG-IL2 マウス
  • NOG-IL2マウスは、日本国内で生産しお届けします。
  • NOG-IL2マウスをご購入後、お客様の施設で臍帯血由来造血幹細胞(HSC)を移入し、ヒト化マウスを作製使用することが可能です。
  • 妊娠マウスの納品が可能です。
開発

CMVプロモーター下流にヒトIL-2シグナルペプチドおよびヒトIL-2遺伝子を配置したベクターを(NOD♀ x NOG♂)F1前核期受精卵にマイクロインジェクションし、得られたトランスジェニックマウスをNOGマウスと戻し交配して樹立しました。

特徴
  • ヒトIL-2遺伝子を全身性に発現するトランスジェニックNOGマウスです。
  • ヒト造血幹細胞を移入すると、ヒトNK細胞が顕著に分化します。ミエロイド系やB細胞はNOGマウスと同程度分化します。
研究用途
  • ヒトNK細胞を介したADCC(antibody-dependent cellular-cytotoxicity)活性評価系やヒトNK細胞の機能解析などに汎用されています。
  • 担癌後のCAR-TやTCR-T細胞療法のin vivo実験モデル
生産と供給
  • ご注文後に凍結受精卵を胚移植し作製しています。(納期3カ月程度)
  • 輸送は、専用の輸送箱を使用し、専用車両により行います。
  • NOG-IL2マウス表現型の品質管理として、ヒトIL2分泌量の測定を実施しています。

ヒト化 NOG-IL2 マウス

  • ヒト造血幹細胞(HSC)を移入したモデルが汎用されます。
  • 日本国内でヒト化NOG-IL2マウスを作製し、お客様にお届けしています。
  • 生産は、ご注文をいただいた後開始します。従来のヒト化NOGマウスと異なり、HSC移入後、早期に納品させていただくことを推奨しています。
  • ヒト化NOG-IL2マウスに担がんしたモデルを使用した薬効試験を受託いたします(注1)
  • CAR-Tなどお客様が提供される細胞を移入して作製したモデルを使った受託試験も可能です。

(注1) 通常、がん細胞株(またはPDX腫瘍)はお客様に準備していただいておりますが、購入可能な細胞の場合は弊社で購入することも可能です。

HSC移入ヒト化NOG-IL2マウスの特徴
  • HSCをNOG-IL2 マウスに移入すると、HSCは従来のNOGマウスよりも効率的に分化します。従来のNOGマウスと比較し、HSCの移入後4週間以内に、ヒト CD45陽性細胞は末梢血でかなり増加したと報告されています。フローサイトメトリー分析では、NKp46陽性CD56陽性CD3陰性細胞が主に分化したことが示され、それらがNK細胞であることが示唆されました。また、ヒトHSCを移入したNOG-IL2 マウスにおける CD56陽性ヒトNK細胞の絶対数は、ヒトHSCを移入した従来のNOGマウスよりも10倍以上高かったと報告されています。
  • NOG-IL2マウスは、ヒトNK細胞の in vivo 解析を容易にし、さまざまな治療の評価に使用可能であると期待されます。
    (Katano et al. J Immunol 2015)
  • ヒト化マウスの特徴、ヒト化マウス作製及び使用実験プロトコールに関しまして、詳細な説明会をオンラインを通して提供させていただいております。ご希望をのお客様は、こちらまでお気軽にご連絡をいただけますようお願い申し上げます
背景データ

文献集

Sustaining the T-cell activity in xenografted psoriasis skin.(Xenograft; psoriasis skin; human T-cell activity; IL 2 NOG mice)
PLoS One. 2023 Jan 17;18(1):e0278390. doi: 10.1371/journal.pone.0278390. eCollection 2023.
Christensen PKF, Hansen AK,Skov S, Engkilde K, Larsen J, Høyer-Hansen MH, Koch J.

Predominant development of mature and functional human NK cells in a novel human IL-2-producing transgenic NOG mouse. (Original, humanized mice, NOG-IL2, NK Cells)
J Immunol. 2015 Apr 1;194(7):3513-25. doi: 10.4049/jimmunol.1401323. Epub 2015 Feb 23.
Katano I, Takahashi T, Ito R, Kamisako T, Mizusawa T, Ka Y, Ogura T, Suemizu H, Kawakami Y, Ito M.

Supporting clinical decision making in advanced melanoma by preclinical testing in personalized immune-humanized xenograft mouse models. (humanized mice, NOG-IL2, melanoma PDX)
Ann Oncol. 2020 Feb;31(2):266-273. doi: 10.1016/j.annonc.2019.11.002. Epub 2020 Jan 3.
Ny L, Rizzo LY, Belgrano V, Karlsson J, Jespersen H, Carstam L, Bagge RO, Nilsson LM, Nilsson JA.

HER2 CAR-T Cells Eradicate Uveal Melanoma and T-cell Therapy-Resistant Human Melanoma in IL2 Transgenic NOD/SCID IL2 Receptor Knockout Mice. (Uveal melanoma, T cell therapy-resistabt melanoma, CAR-T,NOG-IL2)
Cancer Res. 2019 Mar 1;79(5):899-904. doi: 10.1158/0008-5472.CAN-18-3158. Epub 2019 Jan 8.
Elin M V Forsberg, Mattias F Lindberg, Henrik Jespersen, Samuel Alsén, Roger Olofsson Bagge, Marco Donia, Inge Marie Svane, Ola Nilsson, Lars Ny, Lisa M Nilsson, Jonas A Nilsson

Clinical responses to adoptive T-cell transfer can be modeled in an autologous immune-humanized mouse model. (humanized mice, NOG-IL2, adoptive T-cell transfer)
Nat Commun. 2017 Sep 27;8(1):707. doi: 10.1038/s41467-017-00786-z.
Jespersen H, Lindberg MF, Donia M, Söderberg EMV, Andersen R, Keller U, Ny L, Svane IM, Nilsson LM, Nilsson JA.