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ヒト化NOG/ヒト化次世代NOGマウス一覧

  • 免疫不全 NOG マウスを用いた「ヒト化マウス」:資料PDF
  • 次世代型ヒト化マウスの開発と創薬研究への応用:資料PDF

  • ヒト化NOG マウス
    (ヒト造血幹細胞(HSC)移入)
    • 移入された造血幹細胞は、さまざま免疫細胞に分化しますがそのほとんどはT細胞およびB細胞です。
    • ミエロイド系の細胞はごくわずか分化します。
    • GVHDは、発症しません。
    ヒト化NOG マウス
    (ヒト末梢血単核球(PBMC)移入)
    • ヒトCD3+ T細胞が良く生着し、CD4+ T細胞・CD8+ T細胞も認められています。
    • 移入後2-3週で末梢血中にT細胞が検出され、脾臓・肺・肝臓などにも多くのT細胞が浸潤しています。
    • PBMCを1×107個移植しますと、移植3週間ほどでGVHDを発症し、1~2ヶ月程度で死亡します。
    ヒト化NOG-EXL マウス
    (ヒト造血幹細胞(HSC)移入)
    • ヒト化NOGマウスに比べマクロファージや顆粒球などミエロイド系の細胞が良く分化します。ヒト化NOGマウスよりもヒト細胞のキメラ率が高い傾向があります。
    ヒト化NOG-ΔMHC マウス
    (ヒト末梢血単核球(PBMC)移入)
    • 重度免疫不全マウスであるNOGマウスのMHC(クラスⅠ、クラスⅡ)を欠損させているため、ヒトPBMC移入後のGVHDが緩和され、異種移植後の長期試験が可能となりました。
    • PBMC移入後の免疫チェックポイント阻害剤の抗腫瘍評価や、CAR-T細胞療法の長期試験への活用が期待されています。
    ヒト化FcResolv NOG マウス
    (ヒト造血幹細胞(HSC)移入)
    • マウスの自然免疫が減弱されているので、ヒト化マウスによる、免疫チェックポイント阻害の抗体による抗腫瘍効果が従来のNOGマウスに比べ明確に評価できます。
    ヒト化NOG-IL15 マウス
    (ヒト末梢血NK細胞移入)
    • ヒトPBMC由来のCD56陽性NK細胞を移入することによってヒトNK細胞を生着、増殖させることができます。Antibody-Dependent Cellular Cytotoxicity (ADCC) 活性の研究に適しています。
    • また、NK細胞の感受性が高い腫瘍組織に対する細胞障害性機能評価に使用できます。
    ヒト化NOG-IL2 マウス
    (ヒト造血幹細胞移入)
    • 移入した造血幹細胞のNK細胞への分化が促進され、CD56陽性NK細胞が従来のNOGマウスに移入した場合の10倍以上となります。
    • Antibody-Dependent Cellular Cytotoxicity (ADCC) 活性の研究に適しています。
    ヒト化NOG-IL6 マウス
    (ヒト造血幹細胞移入)
    • 移入した造血幹細胞の単球およびマクロファージへの分化が促進され、結果として従来のヒト化NOGマウスに比べ、多くの単球、マクロファージが誘導されます。
    • 腫瘍内浸潤マクロファージ (TAM) の研究に適しています。
    ヒト化FcResolv NOG-IL15 マウス
    (ヒトNK細胞移入)
    • NOG-IL15とFcResolv NOGを交配して樹立されたマウスです。両系統の表現型が維持されています。
    • ヒトNK細胞の移植、長期生着が可能となり、マウス細胞媒介性ADCCを除いた、ヒトNK細胞によるADCC活性評価が可能なモデルです。
    • FcResolv NOG-IL15マウスが、抗体医薬候補の In vivo ADCC活性の評価に有用であることを示しています。
    Hu-liver TK-NOG マウス
    • 肝傷害を発症したTK-NOGマウスにヒト正常肝臓細胞を脾臓門脈経由で移植したマウスです。
    • ヒト肝臓を移植し、キメラ率が70%以上または40%以上のマウスを出荷したします。